まとなび 特集

TOP > ファンド情報 > 特集 > 特集詳細

リレーコラム 草食投資隊、コツコツ前進中!

第16回「デフレ菌撲滅へ」と闘う草食投資隊(セゾン投信 中野晴啓)

 草食投資隊の活動も5年目となりました。まだまだメジャーとは言えませんが、真面目に長期投資を志向している生活者、個人投資家の界隈では、知名度も随分と上がってきたようです。相変わらず3名で今年も全国各地を廻りましたが、最近は本当にたくさんの方が我々のセミナーにご参加くださるようになりました。
 
 草食投資隊に共感くださる方々は、概して自律志向が強く、社会や外部環境の変化への感度も高いので、アベノミクス以降の日本社会の大転換を嗅ぎ取っておられる。デフレ→インフレへの意識改革が進んでいるのです。そして、直感的に問題意識が発露するがゆえに、草食投資隊のセミナーへと足を運ばれるのでしょう。
 
 3名がずっと変わることなく主張し続けてきた「長期投資こそ正義」のメッセージが、数年前までとは雲泥の差で受け入れていただけるようになりました。これは、アベノミクスの効果であり、この国の一定の層にはインフレを前提とした行動を促す成果を挙げている。セミナーの状況から、現場感覚としてこの変化が実感出来ます。
 
 一方で、このような“目覚めている人たち”の周囲には、たくさんの「デフレ病患者」が未だに溢れている。これも、セミナーでのコミュニケーションで知ることができました。先日熊本で開催された草食投資隊セミナーの折、参加者の自律行動系(自分で判断して行動する)シニアの奥さまからお声掛けがあって、「周りの友人たちはお金を地元銀行に“預金漬け”にしており、長期投資を促す自分が変わり者扱いされている」との事。20年にもわたってデフレ社会に住み続けた日本の生活者。そのため、万人の身体じゅうに、どっぷりと「デフレ菌」が浸み込んでしまったのです。
 
 アベノミクスという“全開アクセル”で盛り上がったかに見えた景気回復軌道が、このところ失速した原因は、無論、消費増税という“急ブレーキ”を同時に踏み込んだためのホイールスピンです。このスピンで、再び「デフレ菌」が私たちの体内に蔓延し始めました。アベノミクスという新薬でデトックスしきれなかった多くの生活者に、再びデフレ病発症が広がってしまった……それが、日本経済に2四半期連続でマイナス成長をもたらしているのではないでしょうか。
 
 インフレというニューパラダイムを自覚して行動を始めた企業や生活者は、順当に活動を続け、川上経済は活発に動いています。ところが、川下の生活者の少なからぬ人たちは「デフレ菌」の逆襲に遭って、テコでも動かなくなった!これがアベノミクスの誤算だったと言えましょう。
 
 草食投資隊は今年、東京以外に九州から東北まで延べ15都市を廻って、生活者の行動喚起を訴え続けて来ました。来年も一層精力的に、全国各地へ「デフレ菌デトックス運動」を展開して行く社会的使命感を、強烈に意識しています。
 
 この重要な時期にも既存金融業界は、相変わらず目先の利益追求に血道を上げるばかりのようです。だからこそ草食投資隊は、真剣にインフレを克服するための長期投資への道標を示すマラソンを、元気にコツコツ続けて行きます!
 


セゾン投信 中野晴啓


 
<中野晴啓さんの本>
「預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている」
中野晴啓(著)
価格:¥907
出版社: 講談社+α新書(2014/7/22)
新書:208ページ
詳細はこちらをご覧ください。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062728607
 


<草食系投資隊の本>
「運用のプロが教える草食系投資」
渋澤健(著) 中野晴啓(著) 藤野英人(著)
価格: ¥1,620
出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/4/24)
単行本(ソフトカバー): 200ページ
 
「30歳からはじめる お金の育て方入門-貯めながら殖やす新しい習慣-」
渋澤健(著) 中野晴啓(著) 藤野英人(著)
価格 : ¥1,512
出版社: 同文館出版 (2013/2/13)
単行本(ソフトカバー): 224ページ


 

リレーコラム 草食投資隊、コツコツ前進中!

「最新のテーマ・タイトル」

はじめての方
保有するファンドや気になるファンドを登録して自分だけのポートフォリオをつくってみましょう!
「投信まとなび」では投資信託のランキングを様々な角度からご紹介!