まとなび 特集

TOP > ファンド情報 > 特集 > 特集詳細

竹川美奈子の「個人型DC」で自分年金!

第7回【実践編 第2回】バランス型ファンドの選び方

Ibbotson_cover
大きく見る

 今回はバランス型投信を選ぶ上で押さえておきたいポイントをみていきたいと思います。が、その前に、バランス型投信についておさらいしておきましょう。バランス型投信というのは株式や債券など、複数の異なる資産クラスを組み合わせて運用を行う投信のこと。投資信託協会の定めでは、約款上の株式組入限度が70%未満の投信で、おもに株式・公社債のバランス運用、もしくは公社債を中心に運用している投信を指します。最近ではREIT(上場不動産投信)やコモディティといったその他の資産クラスが含まれるものもあります。
 


バランス型を使わなくてもいい人もいる


 DCに限らず、運用を考えるときには、金融資産全体で預金などの安全資産や株式や債券の組み合わせを考えて、そのうちのどれを割り振るかを検討するのがキホンです。
 DC以外にも、証券会社で株式投資をしていたり、いくつかの投信を購入していたりする方もいるでしょう。その際、例えば、「DCでは期待リターンの高い株式部分に投資する」など、この資産クラス・商品をDCで使おう」とターンの高い株式」とはっきり決まっている人は、ムリにDCでバランス型投信を利用する必要はありません。パーツとして利用するのであれば、前回(第6回)でご紹介したインデックス投信のほうが使い勝手はいいはずです。
  


DCだけで運用、手間をかけたくない人向き


 バランス型の投信は1本保有するだけで国内外の株式や債券にまとめて投資することが可能です。運用担当者が投資比率を決めて、投資比率が崩れてきても比率を自動的に元に戻してくれるリバランスの機能も備わっています。そのため、運用はDC中心に行いたい、運用にあまり手間や時間をかけたくないという方に適した商品といえます。
 例えば、自営業やフリーランスなどの第一号被保険者はDCの掛金の上限金額(年間81万6000円)が大きいので、投資はDCで、ほかは安全資産でという方もいるかもしれません。あるいは少額でもまずはDCで運用をスタートするという方もいるでしょう。その場合には、DCの中だけでおおかまな資産配分を決めて運用していきます。その際に、自分でパーツ(部品)を組み合わせるのではなく、セット商品がいいという場合にはバランス型が選択肢になります。
 
 ただし、ひと口にバランス型といっても商品によって中身はかなり違います。国内資産と海外資産の割合や、組み入れられている資産クラス・その割合はさまざまです。ですから、以下の5つは必ず確認してください。
 
●投資対象→国内外の株式、債券、REITなどどんな資産クラスに投資している?
●資産配分→国内資産と海外資産の割合、各資産クラスの割合は?
●運用管理費用は年何パーセント?
●運用スタイル→パッシブかアクティブか
●運用実績→過去のリスク・リターンは? 
 とくにリスクは必ずチェック(「投信まとなび」でDC専用投信のデータもみられます)
 
 表1に個人型DCで購入できるバランス型投信の例をあげました(第3回第5回で、ご紹介した金融機関で取り扱っているものを中心にあげています)。それぞれの商品ごとにコスト(運用管理費用、信託財産留保額)、トータルリターン(3年、5年、10年、年率換算)、そして、その投信を会社員の個人型DCの上限額である毎月2万3000円ずつ積み立てていったときの運用金額などを示しています。
 
 ご紹介したバランス型投信は、投資対象としては「国内株式」「外国株式」「国内債券」「外国債券」の4資産に投資するものが多くを占めます。その中で「SBI資産設計オープン(資産成長型)」(三井住友トラスト・アセットマネジメント)は、国内外の株式・債券に加えて、国内外のREITを組み入れているのが特徴です。また、「DC世界経済インデックスファンド」は新興国株式や新興国債券を組み入れていて、国内資産の比率がとても少ない(10%)点が特徴的です。このように、投資対象・割合は商品によって違いますし、それによってリスク・リターンにも差が生じます。
 
 ご紹介した中で多いのは、株式に投資する部分を資産全体の30%、50%、70%などと決めたシリーズもの(数本ある)の中から選択するタイプのものです。リスクが高くてもリターンを高めたければ株式の比率が高いものを、あまりリスクはとりたくないけれど、多少株式にも投資したい場合は株式の比率が低いものを選択することになるでしょう。洋服でいえば、細かくサイズをはかるオーダーメイドではなく、S、M、Lといった3つくらいのサイズから自分に体型にもっとも 近いものを選ぶという感じでしょうか。
 いずれにしても、先にあげた5つの項目をチェックし、自分に合った商品を選びたいものです。
 


金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術
竹川 美奈子 (著)
価格: ¥1,620
出版社: かんき出版 (2013/1/9)
単行本(ソフトカバー): 192ページ
 
株、投信を買うなら必見!税金がタダになる、おトクな「NISA」活用入門
竹川 美奈子 (著)
価格: ¥1,512
出版社: ダイヤモンド社 (2013/7/26)
単行本(ソフトカバー): 168ページ


 

竹川美奈子の「個人型DC」で自分年金!

「最新のテーマ・タイトル」

はじめての方
保有するファンドや気になるファンドを登録して自分だけのポートフォリオをつくってみましょう!
「投信まとなび」では投資信託のランキングを様々な角度からご紹介!