第2回一番売れたファンドが、必ずしも一番運用実績が良いとは限らない
類似ファンドの運用効率を比べていますか?
今月の1枚は、2009年に入ってから経済も株価も先進国よりパフォーマンスが良い
インドの株式に投資する投資信託です。
設定後3年以上経過しているファンドのリスク・リターンを比較してみました。
ファンドA~Eは、インド株に投資するファンドのうち、純資産総額(残高)が高い5本を示しています。
まずお気づきになることは、最も残高が大きなファンドAはこの分類の中では、
比較的リスク(≒基準価額の振れ幅)が大きいということです。
リターンは2009年7月までの3年間で見ると1番ではありません。
実は、このファンドは、期間を変えて2009年年初来リターンで見ると、この分類のトップクラスなのですが、
それだけリスクを取ってきたという認識が必要かもしれません。
合理的に考えれば、投資家はリターンは高く、リスクは低いことを望みます。
そういう観点からすると、どのファンドが良いのでしょうか?
運用業界では、ファンドを評価する時に、一定のリスクからどれだけのリターンが上げられたか、という見方をします。
それがチャートの右下に付けたシャープ・レシオです。
一言で言うと同じリスクならリターンは高い方が良い、という考え方に基づきます。
そうすると、ファンドの残高とは異なる順番になっていることが判ります。
この結果も時間の経過と共に、また期間の取り方によって変わりますので、
時々チェックすることが必要かと思います。
「まとなび」では、シャープ・レシオによるファンドの比較ができます。
類似ファンドの比較で参考にしていただければと思います。